手を育てる。

 6月になりました。
 気温も上がって、夏本番へ近づいていることが実感できます。
 というか、あと一ヶ月で今年も折り返しなんですね……。

 さて、東広島道場で提供している施術は今のところ腱引き療法のみです。
 また腱引き療法は手技療法になります。
 自分としては、この〝手技〟療法という部分にこだわりがある……というのは以前に一度書きました

 〝手技〟と言うからにはやはり〝手〟というのは大事になってきます。
 特に腱引き療法は指先で〝腱を引く〟という独特の手技を使う為、〝手〟というか〝指先〟の感覚を研ぎ澄ますように言われます。
 また柳生心眼流で言うところの指先にある骨の窪みに引っかける……というのも、腱引き療法を学ぶ中ではよく言われる秘訣(?)です。

 自分はまだ〝指先の窪みで骨を掴む〟という感覚は分かりません。
 しかし〝骨の先に窪みがある〟という感覚は分かります。ですから柔らかい部分に指を当て引こうとすると、その窪みに皮膚などが入り込んでくる(布を手で引っ掻いた時に、手の中に布が溜まってくる感じ)感覚があります。
 自分が腱を引くときは、基本的にその窪みに嵌めるつもりで引いています。
 また探る時も、この窪みを意識して体を触っていきます。そうすると少し強めに触ったとしても、触った部分の差というものが分かります。

 ……と、まぁ腱引きをする上で、自分は手技の部分では指先というのをいつも気にしていました。
 そんな折り、ある気功関係のサイトでこんな言葉が目に飛び込んで来ました。

站椿功の目的は丹田を育てることではなく、手を育てることである。

 自分は気功は専門外なんで、この言葉の真意は分かりません。
 でもこの「手を育てる」という言葉がやけに気になりました。そして気に入りました。
 今まで自分は指先(特に親指~中指までの三指)を主に気にしてきました。でもこの言葉を見てからは、〝手〟そのものを気にするように心がけています。

 確かに他人の施術を見ているとなんていうか手に〝雰囲気〟がある人がいます。
 師匠はそうですし、腱引き師の先輩の何人かはそうです。
 熟練の職人さんなんかもそうだと思うんですが、手を使って仕事をしている人はやはり独特の雰囲気というものが手に宿るのかなと思います。

 『わしらの姫様はこの手を好きだと言うてくれる。働き者のきれいな手だと言うてくれましたわい』とは、有名なジブリ映画の、いちシーンでのセリフです。
 この場合は職人の手……というのではなく作中で病に冒されてしまっている手のことを言っています。また自分の考えていることとは違う意味で言ったセリフなんでしょう。
 でも「手を育てる」という言葉からふと思いついたのは、上記のセリフでした。

 手技にこだわり、療術を生業としていくからには誰にも負けない。そして何者にも恥じない〝手〟を育てて行きたいなと思った次第。
 できれば普段は平凡でも、施術を始めた途端に手に雰囲気が出る……みたいな手にしたいなぁ。

 「金色の野に降りたつ」作品より「宇宙へ昇っていく」方が好きという方。
 いやいや他の作品の方がいいという方。

 東広島道場でお待ちしてます(笑)

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━‥……・・・ ・ 
 
         腰痛肩こり関節痛には
        整体でもマッサージでもなく
          筋整流法 東広島道場

 ・ ・ ・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━

←ランキング参加しました。
スポンサーサイト

RICE処置に頼らない捻挫回復。

 GWも終わりましたね。天気が良い日もあったりして、なかなかの行楽日和だったのではないでしょうか?
 東広島道場は5/3-5と連休をいただきました。
 特に何処かへ出かけたということはなかったのですが、しっかり休むことができました。
 体を休めるというのは、ホント大事ですね。

 さてここ最近、捻挫で来られるお客さんが続きました(と言っても直近だと2名ですが ^^;)。
 東広島道場のサイトにあるコラムでも書いていますが、腱引き療法には捻挫修復術という施術があります。
 捻挫の痛みの原因は筋の絡まりだと考え、その絡まりを解くことによって捻挫の痛みを改善します。
 その場で歩いて帰ることがほぼ、可能になります。
 また受傷の度合いによっては次の日からスポーツをすることも可能になります。

 通常、捻挫をした場合はRICEと呼ばれる処置を行います。
 RICE処置とはRest(安静)・Ice(アイシング)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の頭文字をとった言葉です。
 捻挫した患部を動かさず、冷やして、固定しておく。これが通常行われる処置になります。
 こういった処置をとることが間違いというわけではありません。しかしRICE処置では回復するまでに時間がかかります。

 もし骨や腱に異常がないと確認できていれば、腱引きの捻挫修復術で短期間での回復が期待できます。
 師匠が施術をしたものですが、捻挫修復術の動画がありますのでご覧下さい。
 全国の腱引き道場や、公認の治療院で受けることができます。

 趣味や部活などでスポーツをしているんだよね、という方。
 体のメンテナンスができる所を探しているんだよね、という方。

 東広島道場でお待ちしております。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━‥……・・・ ・ 
 
         腰痛肩こり関節痛には
        整体でもマッサージでもなく
          筋整流法 東広島道場

 ・ ・ ・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━

←ランキング参加しました。

合宿もあるでよ。

 寒さの戻りで、東広島では雪が降りました。積もるほどではなかったのですが、まだ冬なのだと感じさせられます。

 さて、以前に腱引きを学ぶ方法は現在のところ3つあると書きました。

 「腱引き やり方(方法)」

 また弟子制度について軽く触れた記事も書きました。

 2016年1月の伝承会。
 ※こちらは一部追記があります。

 そして今回は集中合宿のお話。
 第20期の集中合宿の募集が告知されました。
 第20期は2016/5/9~6/23まで。約ひと月半になります。
 カリキュラムなど詳しい内容は、リンク先でダウンロードできるPDFを読んでればと思います。
 読んでいただければ分かると思いますが、腱引き漬けの毎日が送れます(笑)

 集中合宿の一番のメリットは、その名の通り〝集中〟して学べることです。
 伝承会であれば一つの地域で基本的に月に1~2回。各地で開催されていますので、伝承会を渡りあるけば毎週伝承会に参加なんてことも可能です。
 ですが、普通はお住まいの地域に近い伝承会のみの参加になると思います。
 すると練習する環境がなければ、せっかく習ったことを忘れてしまう……なんてこともあると思います。もちろん伝承会では各人の進み具合によって指導していきますので、前回の復習から入ったりもします。
 しかし伝承会以外で各個人での復習というのもやはり必要となります。

 集中合宿では、上記したように毎日が腱引き漬けです。ということは伝承会などよりは濃い練習ができ、忘れる前にどんどん練習をすることができます。
 なので身につくのも早いと言えます。
 また同じ段階を踏んで腱引き師になっていく仲間ができますので、学ぶ上でのモチベーションが維持しやすいです。

 そして合宿が行われるのが本部道場の2Fというのも大きなメリットです。
 本部道場には様々なお客さんがいらっしゃいます。それこそ難しい症状のお客さんも多くいらっしゃいます。
 普通、整体院や治療院では「肩こりで……」とか「腰痛で……」といった方が多く来られるイメージがあると思います。しかし本部では普通に生活してると聞くこともないような診断を病院でされたお客さんが来られたりします。
 そういった方々を本部にいる師範以下の腱引き師たちの施術を見学するのはもちろんのこと、師匠の施術を間近で見られるのが集中合宿のメリットであると言えます。

 では逆にデメリットは何か?
 一番大きいと思うのは、腱引き漬けになるが故の拘束時間です。ひと月半のまとまった時間は、簡単には取れないという方も多いと思います。
 一応そのための対策も協会ではとっており、基本2級・基本1級・基本上級・診断師・腱引き師の各コースごとにセパレートで受講することも可能です。
 各コースは〝基本〟の名称が付くコースは約1週間。診断師・腱引き師は約2週間。合宿の最後には開業をするための注意事項やサポート体制を学ぶ時間が設けられていますが、これが2日間です。

 ひと月半は無理でも1週間~2週間なら平日でも時間が取れる……という方は時間は掛かりますが、今回の20期では基本2級までを。次の合宿(21期)では診断師までを……という方法も可能です(実際に合宿を2回に分けて参加された方もいらっしゃいます)
 また、伝承会や弟子制度を利用して残りを一気に合宿で……というのも可能です。
 ちなみに私は最初の大阪伝承会に参加してその後、広島伝承会と併用して診断師まで。最後の腱引き師コースを第6期の合宿で受けました。
 なので伝承会と合宿のそれぞれの良さをいうものを、習う側の目線で伝えることができます。

 もう一つのデメリットは習得するまでの価格でしょうか。
 協会では早期の申し込みに関しては、腱引き師育成基金からの援助という形で割引を行っています(セパレートで受講される場合は対象外となります)
 また支払い方法などに関しても相談を受け付けています。

 個人的な見解を言わせていただけば、技術として習得するのに決して高くはないということです。
 もちろん安い値段とは言い難いです。私も習得までにそれなりの金額を使っています。
 しかし、こういった手技療法はもちろん様々なセミナーが開催される現在、その内容は玉石混淆です。

 腱引きには、腱引き師であれば「誰が施術をしても」特定の症状に対し「高い改善率が見込める」という〝再現性〟があります。
 またそれを可能にしている〝基本施術(標準施術)〟という文字通り腱引きの根幹となる施術があります。
 これがあるからこそ、グレートトラバース2での全国サポートが可能となったのです。

 筋整流法 GreatTraverse
 〝基本〟の〝施術〟があるということ。(本ブログ記事)

 もちろん、各個人によって腕の差というものは出ます。
 要因は習熟度の差であったり、知識の差であったりセンスの差であったり様々です。ですから腱引き師全てが均等であるとは言いません。
 そう言えばある療法のブログにこんな文章を見つけました。

これまで整形外科、○○治療、腱引き、○○○○などなどやってきたが駄目だったそうです。』(伏せ字部分は私がしました)

 肘痛や、腰痛、首痛などがひどくて鎮痛剤を常用していた方で、その療法に2ヶ月くらい通われて鎮痛剤なしでも生活が大丈夫になられたそうです。
 どこの腱引きにどれくらい通われたてダメだったのか記事の内容から推し量ることは出来ませんが、こういったことがあるのも事実です。
 また東広島道場でもなかなか結果が出せなかった方も何人かいらしゃいます(上記の例はうちではないとは思いますが)
 それに関しては真摯に受け止め、もっと精進してく所存です。

 しかし腱引きには一定の再現率があるのも事実です。
 療術を未経験の方がぎっくり腰や五十肩を1回の施術で大きく改善する――それはアナタが体験できるかもしれない未来であり、腱引きを習った人なら体験できる未来なのです。

 それにしても上記のブログの文章を見つけた時、自分はどういう感想を持った思ったと思います?
 悔しかった? もちろんそれもあります。
 しかし「悔しい」にも増して思ったのが、「腱引きもここまで来たか!」でした。
 整形外科やその他療法に並んで、腱引きでも良くならなかったものがうちの療法ではよくなった……と宣伝に利用されるまでになったのです。
 それはひとえに、腱引きの効果と名前が世間に認知されて来たからだと思います。
 でなければ、効果も名前も知られていない療法を比較広告のような利用の仕方はしません。

 少し前まで筋整流法とは関係のない所が、腱引きの名前(もしくは類似の名前)で宣伝していました。
 もちろん、腱引きは武術の活法から来てますから筋整流法の〝腱引き〟とは別系統のものだって、絶対にないとは言い切れません。
 しかし、〝腱引き〟というものが大きく世に出てきたのは『腱引き療法入門』が出た2010年です。それまでは特定の地方・地域でしか知られていないもの(もしくは言葉)でした。
 それに異論のある方はいらっしゃらないと思います。
 2010年以降に腱引きの名称や類似名称を前面に押し出してくる所が増えたのは、やはり腱引きの効果と名前が世間に認知された結果だと思います。

 そして今回の比較広告。
 これでますます、腱引きの効果と名前が世間に認知されたと私は確信しました。
 腱引きの看板を掲げている以上、それに恥じない結果が出せるよう精進していきたいと思います。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━‥……・・・ ・ 
 
         腰痛肩こり関節痛には
        整体でもマッサージでもなく
          筋整流法 東広島道場

 ・ ・ ・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━

←ランキング参加しました。

筋整流法 腱引き療法。

※最後に追記あります。

 本日より急に寒くなりました。といっても昨日までが12月にしては暖かすぎたとも言えます。
 深夜はただの雨でしたが、みぞれ交じりの雨が降ったりもしました。
 一年前の今日はかなり積雪だったことを考えると、この寒さでもまだまだなのかもしれませんね。

 さて、〝腱引き〟を扱った最初の本である『腱引き療法入門』が世に出て五年が経過しました。
 私は雑誌『秘伝』の記事とこの『腱引き療法入門』で腱引きを知り、この世界に入りました。

 当時はまだまだ知られていなかったこの療法。今では全国に63の公認道場(オープン前含む)と16の公認治療院(腱引き療法が受けられる治療院)が存在します。
 2015年11月現在の道場一覧を無料配布していますので、欲しい方は本部もしくはお近くの各道場へご連絡ください。
 もちろん遠方であっても東広島道場へご連絡いただいて構いません。
2015道場一覧

 また今年は筋整流法を挙げて『日本2百名山ひと筆書き』でみんなに勇気を与えている田中陽希さんのサポートをさせていただいています。
 そのおかげもあってか〝腱引き〟という言葉はもちろん、〝腱引き〟そのものの知名度も上がってきました。正確には「筋整流法」と「腱引き療法」になるのですが、認知度で言えば〝腱引き〟の名称の方が圧倒的に高いようです。
 これは山陰地方や四国地方などで「けんびき」という方言があったり、昔は同種の技術を〝腱引き〟や〝筋(すじ)引き〟などの名称で呼んでいた経緯もあるのではないかと思います。

 しかし〝腱引き〟という名称の認知度が上がったことにより、「腱引き療法」と類似(あるいは酷似)した名称の技術を前面に押し出してくる治療院も増えてきました。
 以前に書いた所以外にも、筋整流法以外で〝腱引き〟という名称の技術を教えるという整体院も出てきたようです。
 あるいは「腱引き療法」と似ているかもしれない手技(『腱引き療法入門』が世に出る以前から研究されていたらしいです)を用いる方がその技術の本を出版されたりもしました。

 名称などの類似に関しては、私個人がどうこう言うことではありませんし(「腱引き療法」の商標は筋整流法協会が持っています)、技術の類似に関しては人間の体を扱う以上、同じ解剖学・生理学的な反応が出るのは当たり前であり細かい部分のみを切り出して真似た・真似ないというのはナンセンスだと思っています(但し、手技の手順なども同じであれば問題アリだと思いますが)
 筋整流法の〝腱引き〟とは別系統のものだって、絶対にないとは言い切れません。

 なので今回はそういった類似・酷似の名称や技術と「筋整流法 腱引き療法」の違いを、個人的な意見ではありますが書いてみたいと思います。
 これから〝腱引き〟の施術を受けようと思われる方や、特に〝腱引き〟の技術を学ぼうとされる方は参考にしてみてください。

●腱引き療法は出自がはっきりしている。
 筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)はその出自がはっきりしています。
 筋整流法の創始者である師匠(小口昭宣)は小林嘉一さんという方の元で〝腱引き〟を学びました。その小林さんは東北出身の武術家から〝腱引き〟の技を習ったそうです。

 また師匠の学んだ〝腱引き〟が古武術の活法がルーツになっていることも確認されました。
 小林さんが〝腱引き〟を学んだのは東北出身の武術家。その東北で代表的な武術である「柳生心眼流」の活法に〝腱引き〟があり、島津兼治先生と師匠の対談で同根の技術であると証明されました(技名の同一や類似。門外不出の活法技を武術をまったく学んだことのない師匠が知っていた等)

 ですから決して、「高校時代に」「ただ単に施術を受け」「どのような施術を受けたかについては、うっすらとした記憶しか残っていない」(ようするに〝腱引き〟を教授されていない。また筋整流法の〝腱引き〟も習っていない)のになぜか「従来や他派の腱引き筋引きの徒手技術に加え」、さらに複数の技術を合わせて完成したものとは違うのです。

 もう一度書きますが、筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)はその出自がはっきりしています。

●腱引き療法のセールスポイントは再現性の高さ。
 筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)のセールスポイントはいくつもあります。即効性であったりその理論であったり、色々です。
 その中でも学ぶ上での一番のセールスポイントはやはり再現性の高さです。ここでいう再現性とは、腱引き師であれば「誰が施術をしても」特定の症状に対し「高い改善率が見込める」というものです。

 筋整流法の〝腱引き〟が得意とするのは「ぎっくり腰」「捻挫」「四十肩・五十肩」などで、このどれもに明確な理論があり、また手順があり、学べばみな高い改善率を見込むことができます。
 もちろん腕の差というもはあるし、改善率にも差は出ます。しかし、療術は未経験と言う状態から腱引き師になったばかりの人間が「ぎっくり腰」「捻挫」「四十肩・五十肩」を一度の施術で大きく改善させる事例が相次いでいるのです。

 〝腱引き〟というものが大きく世に出てきたのは『腱引き療法入門』が出た5年前です。それまでは特定の地方・地域でしか知られていないもの(もしくは言葉)でした。
 それに異論のある方はいらっしゃらないと思います。
 5年経ってようやく〝腱引き〟の知名度も上がってきました。しかしまだまだ知られていない技術なのは確かです。

 しかし筋整流法の〝腱引き〟は「知られていない(出回っていない)=希少である」から学んでいない方との「差別化」が行えるのではありません。上記したように腱引き師であれば「誰が施術をしても」特定の症状に対し「高い改善率が見込める」その再現性にあるのです。
 療術業はエンターテインメントではありません。希少という差別化がセールスポイントになるのであれば私の道場はもっと経営が楽になっているはずです(笑)
 むしろ知られていない技術ということで敬遠されることがあるくらいです。

 もう一度書きますが、筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)のセールスポイントは再現性の高さです。

●腱引き療法の手技は〝引く〟という施術。
 筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)は文字通り〝引く〟という施術を行います。これは〝圧す〟のでも〝揉む〟のでもありません。
 更には〝弾(はじ)く〟のとも違うのです。
 そのヒミツは施術の指使いにあります。また〝引く〟ということに関して口伝も伝わっています。それくらい〝腱引き〟においては〝圧す〟のでも〝揉む〟のでも〝弾(はじ)く〟のでもなく〝引く〟ことが基本であり奥義なのです。
 その〝引く〟ための指使いを筋整流法の〝腱引き〟では最初に習います。現在では最初から腰の腱を〝引く〟ということはしませんが、〝引く〟ための指使いというのは最初に習うのです。

 もちろん〝引く〟以外の指使いもしないわけではありません。好評既刊の書籍には〝弾(はじ)く〟という表現もありますし、弾くような指使いをすることはあります。しかし「婦女子などの三絃を弾くに、其の線を指頭にかけて軽く弾くが如くなす」ような弾き方はしません(個々人で違いはあるとは思いますが、基本にはそのような指使いはないです)
 また筋整流法の〝腱引き〟で〝引く〟のは(解剖学上の)腱だけではありません。いわゆる「筋腹」の部分に関しても〝引く〟施術を行います。腱紡錘や筋紡錘というセンサーに対してアプローチを行っているのです。

 この〝引く〟指使いというのは柳生心眼流の骨を読む指使いから来ていると言われています。末節骨にくぼみがあり、そのくぼみで骨を捕らえることで柔(やわら)の技を掛けていくらしいのです。私は指先のくぼみで骨を掴むことはできませんが、指先にくぼみがあるという感覚は分かりますし、〝引く〟時はくぼみを意識しています。
 江戸時代には按摩術というものがあり、その中で筋を弾く技法が存在したと伝えられています。それをもってして武術家が〝腱引き〟の技術にアレンジしたのではないかという意見もあるようですが、個人的には疑問に思います。

 一見すると按摩術の弾く技から〝腱引き〟の技が派生したという因果関係があるように思えますが、〝腱引き〟の〝引く〟は上記したように柳生心眼流の骨を読む指使いから来ています。少なくとも筋整流法の〝腱引き〟はそうです。
 そして骨を読む指使いは柔術の技(殺法)を掛ける時に使います。〝活殺〟自在ではなく〝殺活〟自在。殺せるから活かせるです。〝腱引き〟(活法)が先にあったのではなく柔術の技(殺法)が先にあったのです。
 ですから少なくとも〝腱引き〟の技と按摩術の間に因果関係はないと言えると思います。

 もう一度書きますが、筋整流法で伝承される〝腱引き〟(腱引き療法)は〝圧す〟のでも〝揉む〟のでも〝弾(はじ)く〟のでもなく〝引く〟ことが基本であり奥義なのです。

 以上、三つの点について書いてみました。
 最初に書いたように、これから〝腱引き〟の施術を受けようと思われる方や、特に〝腱引き〟の技術を学ぼうとされる方は参考にしてみてください。

 筋整流法の〝腱引き〟(腱引き療法)以外の〝腱引き〟を知ってるよ、という方。
 〝腱引き〟ではないけど似た技術を知ってるよ、という方。

 東広島道場でお待ちしております。

※12/18に追記。
 〝弾(はじ)く〟も〝弾(ひ)く〟と読めるのに記事の中で〝ひく〟を〝引く〟のみで表現していのには理由があります。上に少し書いた〝引く〟ことに対する口伝からです。
 そしてその口伝の中の一節は〝腱引き〟の指使いは柔術由来であることも推測できます。
 私が〝引く〟という技術は按摩術の技からの転用ではなく、柔術の技からの転用ではないかと思うのはそれがあるからです。

 この記事で内容を明記していませんが、〝引く〟ことに対する口伝は特別なことではなく腱引き師なら誰でも知っていることです。 
 興味のある方は各地開催の伝承会へお越し下さい。伝承会は見学可です。

 あと、関連したお話を師匠がFBに投稿してくださったのでリンクしておきます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━‥……・・・ ・ 
 
         腰痛肩こり関節痛には
        整体でもマッサージでもなく
          筋整流法 東広島道場

 ・ ・ ・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━

←ランキング参加しました。

「腱引き やり方(方法)」

 暑は夏い。寒は冬い。なら、春と秋は……?

 さて、ここ最近こんなキーワードでの検索が目立っていました。それは「腱引き やり方」(もしくは「腱引き 方法」)
 このキーワードそのものは以前からあったものなのですが、雑誌に「首の腱引き」が載ったりしたこともあり、検索が増えたのではないか(その場合は「首の腱引き やり方」になりますが)と思っています。
 また「グレートトラバース」や田中陽希さんのFBで取り上げられたりしたこともあって、最近特に知名度が上がってきている……というのもあるかと思います。
 そのせいか腱引き療法に名称が酷似した療法も増えてきました。
 中には「腱引き整体」という名称の整体を教えますという所もあるくらいです。
 もし「腱引き やり方」で検索している人が知りたい〝腱引き〟というのが師匠(小口昭宣)の行う腱引きであるならば、上記の技術体系はまるっきり別ものなので注意が必要です。
 そこで今回は腱引きのやり方……ではなく、腱引きを習うにはどうすればよいのかをちょっとダケ。

 東広島道場で行っている腱引きというのは「筋整流法の腱引き療法」です。
 350年以上続く(一説には400年)古武術流派の活法であった腱引きが、腱引き療法の元になった技術です。その辺りのことは本部のサイトに書いてあります。
 その腱引き療法を習得する方法は大きく分けて3つ。

 一つ目は、本部で行われる集中合宿です。
 合宿の良いところはまず本部で行われること。これは師匠の施術を間近で見られる機会が多いことを示しています。また本部に来られるお客さんは多種多様な症状の方がいらっしゃるので、生の現場の空気を感じることができます。
 合宿は各コースをセパレートで受講することも可能(但し数週間単位で本部に通うことになります)です。

 二つ目は、各地の伝承会です。
 伝承会の良いところは自分の都合に合わせて通えること。合宿のようにひと月半(セパレートで数週間)の時間を用意する必要はありません。
 開催される伝承会の数もだいぶ増えてきました。広島にも伝承会はあり、幸いにもほぼ毎月師匠が来てくださいます。
 基本的には土日の開催ですが、平日に開催される伝承会も始まりました(現在東京のみ)。
 お近くの伝承会を探してみてください。

 三つ目は、各地の道場(もしくは公認腱引き師の経営する治療院)での弟子入りです。
 こちらも自分の都合に合わせて通うことが可能です(各道場主にもよりますが)。但しまだ徒弟制度の体制が完璧とは言えないので、コースのカリキュラムによっては伝承会と併用して通う(もしくは合宿をセパレート受講する)必要があります。
 道場の数は伝承会よりも多いので、一番通いやすい方法ではないかと思います。

 これ以外の方法で「腱引き療法」の習得は現在のところありません。ですから本部合宿と伝承会以外で「腱引きを教えます」という場合、それが公認の〝腱引き師〟が教える「腱引き療法」なのかを確認していただければと思います(直接聞いても構いませんし、本部へ問い合わせていただいても構いません)
 逆に言えば、習得したいのが「筋整流法の腱引き療法」でなければ気にすることはないかと思います。ただその場合は別モノですので、ご自分が取得したい類の技術なのかを確認した方が良いでしょう。
 また上の方で何度かコースという言葉が出ていますが、〝腱引き師〟になるまでにはいくつかの段階があります。
 〝基本2級施術士〟から始まり〝基本1級施術士〟〝上級基本施術士〟〝診断師〟となり最後は〝腱引き師〟になります。それぞれの名称の資格を習得するためのコースがあり、例外なく段階を追って〝腱引き師〟になるのです。
 ですので最低でも〝腱引き師〟でなければ中途半端な技術しか教えることはできません。
 ちなみに、合宿での「セパレート受講」とは、このコースごとの受講ということになります。

 大雑把な説明でしたが、「筋整流法の腱引き療法」でしたら以上の方法で学ぶことができます。
 腱引き(腱引き療法)に興味を持たれ、学んでみたいと考えられた方の参考になれば幸いです。

 春と秋のバージョンを知ってるよ、という方。
 そんな古い言い回しはしりません、という方。

 東広島道場でお待ちしております(笑)
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━‥……・・・ ・ 
 
         腰痛肩こり関節痛には
        整体でもマッサージでもなく
          筋整流法 東広島道場

 ・ ・ ・・‥……━━━━━━━━━━━━━━━━

←ランキング参加しました。
検索フォーム
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
プロフィール

KenbikiNeko

Author:KenbikiNeko
腰痛・肩こり・頭痛・関節痛なんでもござれ。
東広島の腱引き屋です。
猫が好き。自転車いじりが趣味。

ランキング参加しました。
カテゴリ
QRコード
QR
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる