YOUは何しに整体へ?

 天気の良い日が続きますね。もうすぐ梅雨の時期になりますが、それまでは快晴続きといきたいものです。

 さて、今回のブログタイトルですが某番組のもじりです(笑)
 では外国の方が施術を受けに来たお話かというと、そうではありません。
 この「YOU」とは、整体(もしくは鍼灸・接骨院)やリラクゼーションサロンなどに来る「あなた」のことであり、ネットなどを使って整体を探している「あなた」のことであり、このブログを読んでいる「あなた」のことです。

 ここ最近「インターネットで東広島道場を知った」というお客さんや、問い合わせが続きました。
 「インターネットで東広島道場を知った」というのは、検索でウチのことを知ったということです。それも予め「腱引き」を受けられる場所として探していたという方が多いです。
 ですが「整体 東広島」で検索して来たという方も案外いらっしゃいました。
 東広島は田舎なのに病院が多いです。その影響か、整体だけでなく鍼灸・接骨院なんかも多いです。それに比例してサイトの数も多いです。
 そんな中「いっぱいあるのによくウチを選びましたね」と言うとほぼ「腱引きというのが珍しい。よさそうだと思った」という言葉が返ってきます。

 残念ながら東広島道場のサイトは「整体 東広島」では検索上位には表示されません。以前は色々と手を入れて、最低でも2ページ目(10件表示の場合)には来るようにしていましたが、最近は何もしていないのでかなり下位での表示になります。
 これはわざとではなく、単にサボっているだけです(^^;)

 「整体 ○○(地域名)」は検索数の多いポピュラーなワードです。ですからこのワードで上位に来るようにみんな狙いますし、その為にはまめな努力が必要になります。そして上位に表示させること(それを維持すること)が大変なので「検索上位に表示させますビジネス」が流行る訳です。
 ちなみに「マッサージ 東広島」に関しては、わざと順位を下げてあります。逆に「マッサージとは違う 東広島」で検索をすると上位にでるようにしています。

 話が少しずれましたが、そんな状態で「整体 東広島」を検索した場合、「腱引きというのが珍しい。よさそうだと思った」と思うのはうちのサイトを含め、よほど読み込んで比較していないと出ない回答になります。
 ではそう回答した人がみんな各整体のサイト比較していたのかというと、決してそうではありません。
 中には一つ一つ丁寧に読み込んだ……という方もいらっしゃるでしょう。ですが殆どの方は、うちの存在は知っていても検索上位の店舗からまず尋ねています。
 そう言う方の特徴として施術を受けて改善したあとに、ほぼ同じセリフを言います。

「もっと早く来ればよかった」

 「早く知っていれば」ではなく「早く来れば」と言うのがミソです。
 これは検索で調べた結果、ウチに来る前に他の整体・鍼灸・接骨院などに行ったが良くならなかったからこそ出る言葉です。
 そしてウチに来る前に行った「他の整体・鍼灸・接骨院」とはウチよりも検索で上位に出るサイトのどれか……ということになります。
 これは検索だけでなく、口コミを掲載してる療術業系のポータルサイトを利用して来られたお客さんにも当てはまります。

 誤解しないでいただきたいのは、ウチよりも「検索上位」にあるところが悪いと言っているのではありません。
 個人的に、最近の療術業の宣伝合戦は過当・過剰な傾向にあると思いますが(その辺りのコトは気が向いたら書きます)、他よりも目立った宣伝をしようとするのは当たり前です。
 施術者だって人間です。生活できないと駄目ですから、お客さんには来てもらう必要があります。
 ただそれは、あくまで経営側の話になります。
 今回書きたいのはお客さん側の話。お店の選び方に通じる話です。

 「整体 東広島」で検索上位の整体・鍼灸・接骨院に行ったけど、思ったほど良くなかった。
 そんな時、腕の善し悪し以外に考えて欲しいことが一つあります。それは「選んだ整体・鍼灸・接骨院が、自分の目的と合っていなかったのでは?」です。
 つまり自分が求めていたモノとそのお店が提供しているものが合致しているのか、というコトです。
 そのあたりのコトは以前ブログに書いています。また、サイトの方にも書いていますので少し読んでみてください。

 「求める価値?
 「整体などのお店を選ぶコツ

 どんなお店にも傾向というのはあります。得手不得手と言い換えてもいいかもしれません。
 ですからまず「自分はどうなりたいのか?」を考えてみます。
 「YOU(あなた)は何しに(何が目的で)整体へ(行くのですか)?」ということです。
 例えば〝不調から良くなりたい〟と考えた場合、まずそのお店が「改善を目的としたお店なのか」「その不調に対して得手不得手どちらなのか」で行くべきかどうか変わってきます。

 何処へ行っても良くならなかった方の中には「そんなことは分かっている。ちゃんと△△(症状名)が得意と書いている所に行った」と言われる方もいると思います。
 しかし症状は同じでもそこに至った経緯や原因は千差万別です。仮に腰痛ひとつとっても、原因が違えば痛めた箇所は変わってきます。
 そうなると、そのお店(というか施術者)の体の考え方・捉え方というのも大事になってきます。
 「行う施術はどんなモノなのか」「体をどのように捉えているのか(不調の原因はなんであると考えているのか)」
 検索上位にいるから無条件にいいと考えるのではなく、そういったコトをちゃんとサイトやブログに書いているか。或いは施術者本人が自分の言葉で発言しているか。
 どこまで深く行う施術や体のことを理解しているかによって、得意な「△△(症状名)」のはずなのに改善率に差が出てきます。
 お店を選ぶ上では、実は店側(施術する側)が「どこまで深く行う施術や体のことを理解しているか」が大事になってきます。

 その辺りのお話は次回に。

 何処に行っても良くならない、という方。
 今までとは違う何かを求めている方。

 東広島道場でお待ちしております。

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皮膚と浅層ファシアと筋外膜と筋肉と。

 早い者で3月も第二週に突入しました。まだまだ寒くて、ここ数日は東広島では雪が降ってみたり。
 なごり雪ですかね。
 まだまだ寒いです。みなさん、お体にお気をつけください。

 さて以前、ファシアについてチョコっと書きました。
 その記事の中で「この浅層ファシアが腱引きにも深く関係しているんじゃないかなぁと、自分は考えています」と書いています。
 今回はその辺りのお話。

 腱引きは「捉えて離さず、引いて弾かず」が口伝にあります。これはファシアの特性である「瞬間的な衝撃には強く、持続的な力で可逆性の変形をする」という性質に合った施術方法ではないかと思うのです。
 浅層ファシアというのは、皮膚の下にあるいわゆる脂肪層になります。この脂肪層は脂肪が主な構成要素ではなく、膠原繊維(コラーゲン)と基質。そして水分から構成されており、その中に脂肪が蓄えられる形になっています。
 その下は深層ファシア(筋外膜)で、更に下の層が筋肉組織になります。
 もちろん「捉えて離さない」のは筋・腱のことでしょう。しかし筋肉を触ろうと思うと、少なくとも皮膚-浅層ファシア-深層ファシア(筋外膜)の三層の上から触ることになります。
 腱引きでは指先で〝腱を引く〟と言われるように筋肉を指先で捉えるわけですが、その時は筋肉の上になる三層も捉えているわけです。
 また皮下脂肪が厚い場合、最初は筋肉に上手く触れることができません。浅層ファシアに阻まれて指が入っていかないんですね。でも経験を積んでいくと、指が奥へと入っていく感触が分かるようになります。

 これは〝指が出来てくる〟からなのですが、それは力の入れ方(使い方)のことでもあると個人的には思います。
 腱引きを習った当初は指に力を入れて腱を引こうとします。腰の腱を引く練習を始めると、最初の頃は練習が終わると指が痛くなってきます。
 指先に力が入ってしまうからなんですね。そして最初は〝引く〟のではなく瞬間的に〝弾(ひ)こう〟とします。
 ファシアというのは瞬間的な衝撃には強く、持続的な力で可逆性の変形をしていきます。ですからグッと力を込めて素早く指を動かそうとすると、浅層ファシアによって阻まれてしまいます。
 皮下脂肪の少ない方に対する施術ならそれでも筋肉まで届きます。
 ですが経験を積んで指先に余計な力を入れない(腰の腱を引くなら体重も使う)ことを覚えてくると、皮下脂肪の多い方でも少しずつ指が届くようになってきます。
 口伝にはもう少し先の言葉があるのですが、その感覚は筋肉のみを狙うというよりも浅層ファシアを含む外側からの触り方でもあるのではないかと思うのです。

 また浅層ファシアに関してはこんな実験もあります。
 腹部に傷を作ったマウスを20匹使い、七日間毎日数分ずつ腹部をマッサージしたグループ(10匹)とマッサージをしなかったグループ(10匹)をつくります。
 その結果、マッサージをしたグループのマウスは傷の治りが早く、その傷跡も綺麗であったといいます。中には傷跡が消えてしまった個体もあったとか。
 これ、腱引きをやってる人だとピンとくるものがあるんじゃないでしょうか?

 腱引きといのは筋肉に対するアプローチであることは間違いありません。しかし、筋肉に触れる為には「皮膚-浅層ファシア-深層ファシア(筋外膜)の三層」も同時に触れなくてはならない。
 ですから腱引きとは筋膜(浅層や深層のファシア)に対してもアプローチしていると言えると思います。
 奇しくも腱引きの概念を筋膜リリースと同じであると考えた医師の方もいらしゃいます。

 『難病治療・筋膜リリース・腱引き・その威力』 ― 日常損傷病学より ―

 この方は実際に師匠の施術を目の当たりにし、その理念に共感してくださったようです。
 また腱引きと連携した治療もされています。
 師匠のFacebookより。
 「腱引き 一伶庵」より。

 腱引きだけでなく、筋肉に対するアプローチをしているのなら昔からある手技の殆どは筋膜にもアプローチしていたことになる……という声もあるかと思います。
 もちろんその通りでしょう。中にはロルフィングのように筋膜を施術対象としていると明言している手技もあります。
 ただ個人的には〝圧す〟のではなく、腱引きの指先で〝捉えて〟〝引く〟という独自の手技に大きな意味があったのではないかと考えます。
 この辺りは、ウォルフの法則や圧電効果の話も絡むと想像しているのですが、またの機会に。

 しかし何というか結合組織であるファシアというものを考えるにつけ、数多の療法が「筋膜が」とか「筋肉が」とか「骨が」と細分に固執しすぎているきらいがあるかも。
 体はすべて繋がっていると考えると、木をみて森を見ずにならないように気をつけたいなと思います。

 何処に行っても良くならない、という方。
 今までとは違う何かを求めている方。

 東広島道場でお待ちしております。

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ソレの名は。

 明日は一時的に暖かくなるみたいですね。
 寒暖差にはご注意ください。

 さて、この記事の続き。
 リンク先の記事では腱引きが痛い理由として筋肉の状態の話をしました。
 筋肉に影響を与えているのは、環境でありそれに合わせるための脳からの指令であると。
 そして筋肉に影響を与えている存在として他にも筋膜というのがあるよ……というものちょっと書きました。
 正確には筋膜などに代表されるコラーゲンで作られた密性泉維性結合組織のことです。

 筋膜はここ数年、何かと話題です。
 この筋膜が筋肉やその他、体に対して様々な影響を与えており、その筋膜にアプローチすることで改善をするというものも増えてきました。
 筋膜で調べると、日本では筋肉の周りを覆っている〝筋外膜〟を指すことが多いみたいですね。
 筋外膜とは文字通り、筋肉を覆っている膜のことでこの膜が歪むことで筋肉に影響を与えると言われています。
 また筋膜は全身を覆っており、脚にあった筋膜の歪みによって肩の筋膜が引っ張られることで肩に不調がでる……なんてことも言われています。

 しかし筋膜と言っても、実際は筋肉の外周を覆っている〝筋外膜〟。筋維束(筋繊維をまとめたもの)を覆っている〝筋周膜〟。そして筋繊維を覆っている〝筋内膜〟と色々あります。
 更にはそのすべては繋がっていて、筋膜だけでなく骨膜や腱、靱帯といった組織も含めて〝ひとまとまりの組織〟と捕らえるのが最近の考えらしいです。
 西洋医学では「Fascia(ファシア)」という名称がついており、このFascia(以後、ファシアと表記)が日本では筋膜と訳されています。
 ですが、ファシアは筋肉を覆う筋膜だけでなく骨膜や腱・靱帯といったものまで含む結合組織といえるので、筋膜とだけ訳してしまうのは少々疑問に思います。
 ファシアも存在する場所によって様々な名称を与えられることはあるとは思いますが、完全に切り分けて考えてしまうものでもないんじゃないかな、と。
 ですのでこのブログでは筋膜などの膜組織をすべてファシアという言葉で統一して書こうと思います。

 さてではファシアは何を結合しているのか?
 それは皮膚であり筋肉であり、内臓であり骨です。体はファシアで満たされていると言っても問題ないと思います。
 そして骨や筋肉などと共に、ファシアは張力ネットワークを構成します。
 正確にはファシアを構成するコラーゲン線維が張力を発揮するには大量の液体が必要になります。ですからファシアは大雑把に言ってしまうと、コラーゲンと大量の水分で構成されています。
 またファシアの中にはエラスチン線維という弾性線維も存在します。なのでファシアは張力に強いコラーゲンによって千切れにくく、エラスチンによって元の形に戻ろうとします。

 人間の体は皮膚で覆われていますがその下に〝浅層ファシア〟存在します。解剖学では脂肪層と言われている部分です。浅層ファシアは水分だけでなく脂肪もその中に蓄えているのです。
 その下にあるのが〝深層ファシア〟で筋外膜にあたります。更には筋肉とその下には腹膜・胸膜などのファシア。内臓を個別に覆うファシアなど、ファシアと各組織という層の連続になっています。
 そして各層は疎性結合組織によって滑り合う、ゆるい結合状態を作っています。もっというと内蔵は漿膜という二重構造のファシアに覆われており、その間を漿液で満たすことによって滑り移動します。

 ファシアは思いのほか頑丈です。人間の力では簡単に千切れないくらいには。
 実際に解剖しなくても、この頑丈さの一端を体験することができます。
 自分のふともも前面を指で軽くつまんでみてください。そのまま引っ張ったら伸びると思います。
 そのつまんでいるのが、皮膚とその下にある浅層ファシアです。皮(皮膚)をつまんでいると思った方も多いと思いますが、その下の浅層ファシアも一緒につまんでいます。脂肪の多い方はつまみにくいかもしれません。
 ちなみに指先の感覚が鋭い人は筋肉の表面から寄せ集めるようにつまんでみてください。軽くつまんだ時と感じが違うと思います。軽くつまんだ時よりも伸びない。
 これは筋外膜である深層ファシアも引っ張っているからだと思います。

 今度は両手の指でつまんで伸ばしてみてください。そして別々の方向に引っ張ってみてください。
 チョット痛いけど(笑)、簡単には千切れないでしょ? 丈夫だし弾性もあります。ファシアは立派な緩衝材となって私たちの体を守ってくれているのです。
 その他にもファシアそのものについては色々と書いてみたいんですが、それはまた後日に詳しく。
 ここではまず浅層ファシアなるものが皮膚の下にあるということだけ覚えておいてください。
 そしてこの浅層ファシアが腱引きにも深く関係しているんじゃないかなぁと、自分は考えています。

 それはファシアの性質と関連しています。
 ファシアは瞬間的な衝撃には強く、持続的な力で可逆性の変形をしていきます。
 例えば湯舟に張ったお湯を思い出してください。お湯を思いっきり叩くと手にかなりの衝撃を感じると思います。しかしゆっくりと湯につけていくとさほど抵抗せずに手が沈んでいくと思います。
 力の加減で反応は変わってきます。同じことがファシアでも起こるのです。
 そして腱引きの口伝で「捉えて離さず、引いて弾かず」というのがあります。
 この〝捉えて離さない〟のは何をなのか? 〝弾かず〟なのはなぜなのか?
 捉えるのはもちろん筋肉なのですが、浅層ファシアも含めて捉えるのではないかと思います。また弾かないのは浅層ファシアに働きかける意味もあるのではないかと。
 このあたりの考察は長くなるので次回に。

 それよりも浅層ファシアが研究され始めて一つ言われていることがあります。
 「今まで筋肉と思って触れていたのは浅層ファシアではないのか?」ということです。浅層ファシアはかなり頑丈です。また上にも書いた特性以外にも浅層ファシアには様々な特性があります(これも次回以降に)
 それを踏まえた上で触っていたのは筋肉か否か……と考えた時、やはり自分は筋肉〝にも〟触っていると思います。
 腱引き師なら誰しも経験はあると思いますが、脂肪の厚い人の施術をする時に経験の浅い腱引き師は上手く筋肉に触れることはできません。
 しかし経験を積んでいくと〝届く〟ようになります。
 これはあくまで個人の感覚の問題なので、信頼できるエビデンスがあるわけではありません。いち腱引き師の戯言でもあります。
 なので提携している徳島大学あたりで、腱引きと浅層ファシアに絞った研究をしてくれないかなぁ……なんて思います。きっと面白いと思うんですよね。

 ところで徳島大学と言えば、3/15(水)に日本外国特派員協会で大橋教授による腱引きの学術的な説明が行われます。
 「腱引きナイト」というイベントになります。興味を持った方はぜひご参加ください。
 研究者からみた腱引きについての考察を聴くことができます。

 日時:2017年(平成29年) 3/15(水) 18:00開場 18:30開演
 場所:公益社団法人 日本外国特派員協会(FCCJ)
     東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館20階
 参加費:3,000円を予定(夕食をご用意いたします)

 お問い合わせは筋整流法協会事務局まで。

 筋膜なら任せて、という方。
 筋膜研究会議に参加したことがあるよ、という方。

 東広島道場でお待ちしております。

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腱引きって痛いよね。

 先週末から続く大寒波。今日で一応の収束はするようですが、また木曜から寒波が来るようです。
 みなさん、積雪での移動は気をつけてくださいね。

 さて「腱引き療法の施術は痛い」というのは、度々このブログでも取り上げています。
 また実際に施術を受けた方でも、腱引きは痛かったといわれる方が多数いらっしゃいます。

 東広島道場では腱引きが痛い理由として「筋肉の状態が悪い(疲労が溜まり過ぎている)」からという説明をしています。
 我々腱引き師はピンポイントで筋肉に触れることができるよう訓練します。指の先で筋を捉えて引くためです。
 また痛みと言うのは、体からの警告です。上に書いたように疲労が抜けきっていない状態の筋肉にピンポイントで触れた場合、体(脳)はその筋肉の状態が良くないことを「痛み」として教えてくれます。それだけ筋肉が刺激に対して過敏になっているんですね。ちなみに、この「刺激に対して過敏」と言うのは、病などで体が弱っている時にも起こります。
 腱引きの施術が痛いのはピンポイントで筋肉に触れている証拠でもあるのです。
 ではこの「筋肉の状態が悪い(疲労が溜まり過ぎている)」をもっと具体的に言うとどういう状態なのか?
 簡単に言うと常に緊張した(緩むことのできなくなった)、酸欠状態の筋肉ということです。

 筋肉というのは縮むことによってその力を発揮します。筋肉にできるのは、この〝縮むこと〟だけです(細かいこと言うと縮むのを〝やめること〟というのもできます)
 そして人間の体というものは相反する筋肉を交互に縮めること(反対の筋肉は縮むのをやめること)によって骨格を動かし、運動というものを行います。
 また同じ動作を続けていると、常に使われる筋肉は発達していきます。筋トレが一番分かりやすいですね。
 それと同時に効率よく筋肉を動かすように神経も発達し、その順序(プログラム)が作られます。

 このように人間は外部環境に適応できるように、その体を〝ある程度〟変化させることができます。
 特定の職業に従事する人が、特徴的な体つきをしているように。スポーツの競技種目によって選手の体型が変わるように。
 人間は必要とされる環境に応じて体を変化させることができるのです。

 それは人間(というか生命全体)のもつ優れた点なのですが、反面デメリットも抱えています。
 例えば以前にも少し書いた「スマホ首」(いわゆるストレートネック)
 上記したように人間は必要とされる環境に応じて体を変化させます。
 「スマホ首」の例で挙げれば、スマホやPCなどの影響で前屈みになって前を見る(首を突き出した状態)を続けます。
 すると人間は特定の姿勢をずっと続けることでそれを維持する方向に筋肉を使います。
 本来であれば首の骨によって支えられてる頭の重さを、首を突き出すことによって骨という〝支柱〟を使わずに筋肉という〝ロープ〟のみで頭の位置を維持しようとするのです。

 生活という〝環境〟によって変化した姿勢(筋肉の使い方)を、今度はスマホやPCを利用しない時でも維持するようになります。
 すると本来はしなくてもよい緊張を首~肩周りの筋肉は強いられます。そうなると肩こりはもちろん、首の緊張にによって血流が悪くなり頭痛まで引き起こしてしまいます。
 これは脳の働きで考えれば当たり前のことで、機能的に間違ったことはしていません。
 脳は常にその時の状態でベストが出せるように、体を調整しています。同じ姿勢を続けていればその姿勢(与えられた条件)を維持するのにもっとも筋肉バランスが取れた状態を作り出します。
 脳にとってはその姿勢が歪んでいるかどうかは関係ないのです。

 ……と、ちょっと脱線しますがここまで読んでこう思った人いません?
 「環境によって脳は体を変えているのなら、脳(中枢)って環境からの刺激(末梢)に支配されてない?」と。
 これは考え方にもよるのですが、一つの真実を突いていると個人的には考えます。脳(中枢)は確かに体の機能を支配しています。恒常性を保てるのも脳が各器官に対して指令を出しているおかげです。
 でもそれは環境であったり体の状態であったり、いわゆる末梢からの入力によって反応しているからとも言えます。
 末梢からの刺激に対して、中枢は変化するための指令を常に出しているのです。逆に言えば体の状態を変化させるには末梢からの刺激が有効と言えないでしょうか?
 もちろん脳内麻薬によって痛みを感じなくさせるなど中枢からのアプローチで末梢からの情報を遮断するということもできます。或いは集中していて呼びかけに反応しない、など。
 ですが末梢からの刺激による反応が、個人的には末梢からみていく腱引きの施術の効果の高さに繋がっているのではないかと思っていますが、またの機会に。

 さて、話は戻ります。
 環境によって変化が常態化した筋肉は、言い換えれば緊張を常に強いられているとも言えます。
 緊張した筋肉は内部の毛細血管が萎縮し血流が悪い状態になります。そして筋肉の血流が悪くなる(これを虚血状態と言います)になると、酸欠がおき発痛物質が作られると言われています。
 この発痛物質がもたらす痛みで、脊髄反射によって持続的な筋緊張を繰り返す(痙攣ですが持続的なので筋肉は固まります)「筋スパズム」を引き起こす可能性もあります。
 特に「筋スパズム」になった場合、筋肉は拘縮しその部分を抑えただけでも痛みは出ます。
 また、筋肉の虚血状態(筋スパズムにならなくても)は痛の閾値が低くちょっとした刺激に対しても痛覚と認識します。
 ですから腱引きの指使いによるピンポイントの刺激は、低くなった閾値を簡単に飛び越え強い刺激(痛み)として感じてしまうのです。

 逆に腱引きによって筋肉の血流が改善されれば、痛みの閾値は上がります。
 実際、うちのお客さんで稲刈りで体を酷使したあと(筋肉の状態が悪い)に来るとすごく施術を痛がりますが、それ以外の時に来たら一定のポイント以外で痛がることはありません。むしろ「痛きもちいい」そうです。

 こうした筋肉の状態を引き起こすのは、もちろん脳からの指令(或いは末梢からの刺激)になります。
 筋肉の緊張を強いているのはあくまで脳(中枢)ということにです。
 しかし最近では違う見方も出ています。
 それは何かと注目される筋膜などの体を覆うコラーゲン組織。
 このコラーゲン組織(筋膜・骨膜や腱など)による筋肉への影響の考え方などは、個人的に腱引きの運動指導に通じる面白い話題ではないかと思います。
 その辺りは次回に。

 痛い施術でも大丈夫です、という方。
 施術が痛いのは嫌だけど少しでも早くよくなりたいという方。

 東広島道場でお待ちしております。


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歳を〝とる〟? 歳を〝重ねる〟?

 この所、寒い日が続いています。雨が降ったりするとより寒く感じるんですが、今朝は窓に水滴がついていませんでした。
 この時期は、雨の方が暖かいのかもしれませんね。

 さて、最近よくお客さんに言っていることがあります。それは「普段から体のメンテナンスをするのは大事」です。
 と書くと「そろそろ体をメンテナンスしないといけない年齢だから……」なんて思う方もいらっしゃると思います。実際、一定年齢以上のお客さんは前記のようなコトを言われます。
 でも年齢に関係なくメンテナンスをしてもらいたいというのが、こちらの本音です。

 若い頃は回復が早いので、特に何もしていないという人も多いと思います。実際、若ければ新陳代謝も活発で免疫力も高いので、寝るなどの休息だけで回復します。
 そして体も良く動く。でも歳をとればとるほど、若い頃のように動けなくなる。寝ても疲れがとれない。ああ、歳をとる(老化)って嫌だなぁ……。
 しかし若い頃に比べて調子が悪くなっていくのは、なにも老化のせいだけではないんです。

 原因の一つとしてあげられるのが〝体のクセ〟。特に体の〝使い方〟のクセです。
 人間、最初は真っ新な状態で生まれて来ますが、生活をしていくとそれに合わせた体の使い方になってきます。
 最近だとよく言われるのが「スマホ首」いわゆる「ストレートネック」です。
 これはスマホやPCなどの影響で、前屈みになって前を見る(首を突き出した状態)ために起こる障害です。
 人間の体は特定の姿勢をずっと続けると、それを維持する方向に筋肉を使います。
 スマホ首の例で言えば本来、首の骨によって支えられてる頭の重さが首を突き出すことによって骨という構造ではなく首の筋肉(含む僧帽筋)によって頭の位置を維持しようとします。
 それはやがて、スマホやPCを利用しない時もその姿勢を維持するようになります。
 すると本来はしなくてもよい緊張を首~肩周りの筋肉は強いられます。そうなると肩こりはもちろん、首の緊張にによって血流が悪くなり頭痛まで引き起こしてしまいます。

 例としてスマホ首を挙げましたが、こういった体のクセは普通に生活をしているだけでも出てきます。
 よくテレビを見る人は、テレビとの位置関係によって顔や体の向きにクセが出てきます。歩くときに重心が何処か(左右の脚だけでなく、足裏の位置)に片寄ることでもクセがでてきます。
 障害などは起きてなくとも、仕事で特定の動きしかしなければその動きに特化した筋肉が発達します。そして筋肉のバランスによって体の使い方にクセがでてきます。
 そういった体の使い方のクセが体に備わった機能を存分に使ったクセであるならばよいのですが、現代は使うべき機能を使わないようなクセをつけてしまっていることが多いのです。
 ということは本来の機能を使わずに、体に無理をさせているということです。普段から無理な体の使い方をしていれば疲労が蓄積していきます。それも何十年という単位で。
 そして限界が来たとき、故障となって体に表れます。

 体のメンテナンスをするということは、疲労からの回復という効能があります。しかしもう一つの効能として体のリセットというのがあるのです。
 上記のスマホ首の例であれば東広島道場では〝兜返し〟と呼ばれる腱引きの技を使って、筋肉の使い方と頭を位置を正します。つまり首周りのリセットです。
 更には運動指導を行い、自力でリセットする手段を教えます。
 しかし人間、クセというのはなかなか無くなりません。それが何十年も続いたものであれば尚更。
 ですから若いうちから体のメンテナンスをして、体の負担になるクセをなくすようにしてほしいのです。

 「歳を〝とる〟」という言い方があります。多分、多くの人がこの言い方をすると思います。
 ですが私は「歳(年齢)を〝重ねる〟」という言い方の方が好きです。
 「歳(年齢)を〝重ねる〟」とは上記の例でいえば体のクセによって疲労を重ねる……と書くと、あまりいいイメージはわきませんね(笑)
 でも、重ねるのは何も疲労だけではありません。人間は生きていけば〝経験を重ね〟ます。それは誕生日からまた新たに一年が始まるのではなく、今までの積み重ねの延長であると言えます。
 今までの積み重ねという意味では日々の食事もそうですね。食べたものが体を作る。
 そうやって重ねてきた結果が病気や怪我の多い人生ではなくより良いものである為にも、「体のメンテナンス」をしてもらえればと思います。

 イベントや試合。トレーニング後に体のメンテナンスできる所を探しているんだよねという方。
 自分でできるメンテナンスの運動が知りたいという方。

 東広島道場でお待ちしております。

~~ 年末年始の営業 ~~

 12/29 通常営業
 12/30  休業(大掃除)
 12/31  休業
 1/1     休業
 1/2     休業
 1/3     休業

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Author:KenbikiNeko
腰痛・肩こり・頭痛・関節痛なんでもござれ。
東広島の腱引き屋です。
猫が好き。自転車いじりが趣味。

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