千態万状。そして妄想と想像。

 11月になってから、寒さというのを強く感じるようになりました。
 木枯らしも吹いたようですし、すっかり冬ですね。

 さて、東広島道場では『腱引き療法』というものを提供しています。
 『腱引き療法』がどのようなものかは、サイトでの説明よくある質問を読んでいただくとして、大雑把に言ってしまえば手技によるスジ(筋肉・腱)の調整ということになります。
 個人的にはこの〝手技による〟=〝道具を使わない〟という部分にこだわりがあるのですがその話はまたの機会に。

 で、自分は手技療法をしていますのでお客さんの体に触れるということが多いわけです。そして日々、お客さんの施術をしていて思うのは、人の体って千態万状だよなぁということです。
 とか書くと何を当たり前なと言われそうですが(笑)
 しかし千態万状であっても人間である以上基本のカタチというのはあります。そういったヒトとしての基本構造を示したのがいわゆる解剖図であり、機能を示したのが生理学・運動学などになります。
 ただ、面白いことにこの解剖図というのも微妙ですがそれぞれに違いがあったりします。もちろん基本的な構造に違いはありません。
 ですが作成された年代によっての違い(医療の発展により新たな発見があった)などでの違いはあるでしょうし、どの人種を元にその解剖図を作成したかによっても違いは出てくるでしょう(日本人と欧米人では当然差が出てきます)
 またその解剖図がどれくらい詳細な情報を明記してるかによっても違いは出てきます。

 自分はお客さんへの説明や施術の参考にしたりする時はiPadの3D解剖学アプリを利用しています。
 なので施術で触れた筋肉をアプリで確認したり、説明で示すさいもこの「筋肉の調整をしている(しました)」と3Dモデルとにらめっこすることもあります。
 現在4つほど購入して使ってみましたが(はいそこ、マニアって言わない)、当然それぞれのアプリで微妙な違いがあります。それは3Dモデルの形状だったり数であったり、テクスチャであったり、微妙な位置関係であったり……等々。
 すると自分の触っている感覚とイメージが一致するアプリと、そうじゃないアプリが出てきたりします。
 先にも書いたように、人間を示した基本的な構造に違いはありません。アプリごとにまるっきり構造が違うわけではなく、当たり前ですが筋肉の位置関係も同じです。
 でも、面白いことに触ってイメージした筋肉と3Dモデルが示す筋肉が一致するアプリとそうじゃないアプリがあるのです。
 さすがにお客さんごとに一致するアプリが違うなんてことはないですが。

 これってイメージが一致したアプリが本物に近くて(リアリティがある)、一致しなかったアプリが本物から遠い(リアリティがない)……という単純な話でもないと思います。
 リアリティのあるなしよりも、自分がここにある(こういう形をしている)と〝想像〟したものとアプリの3Dモデルが一致したということではないのかな、と。
 自分は医者ではないのでレントゲンやCT、MRIといった画像を撮ることはできません。そうなるとお客さんの主張と動き、触った感触から診断することになります。
 ここで言う診断とは医療的な診断ではなくこうなっているという仮説や推測です。そもそも医療行為はできませんし。

 体の中を実際にみることができない場合、得られたその他の情報から〝想像〟するしかありません。
 経験を積んだ療術家は、今の〝想像〟と蓄積された過去の〝想像〟との〝差〟をみつけ、〝違い〟(ここがおかしい)を導き出します。
 ここでいう〝想像〟とは情報を元に思考して浮かび上がってきた〝そこに在るモノ〟と定義します。
 ただただ、〝そこに在るモノ〟を想像する。〝想像〟することで〝そこに在るモノ〟が浮かび上がる(認知できる)。
 ちなみに「こうだったらいいな」というのは、〝想像〟ではなく〝妄想〟になります。想像する前に余計な主観(観念)が入ってしまう状態ですね。
 ……とか書くと、だんだんアヤシイ系の話になってしましますね(笑)

 しかし現実問題として、比較できる差があるから人は認知できるわけです。一卵性双生児だって見た目はそっくりでもどこかに〝差〟があるから違うと分かる。更に多くの情報があればあるほど〝違い〟を認知しやすい。例えば多くの情報を集めた結果、双子の差が一つしかないと分かった(〝差〟を多く見つけることができなかった)としても、その〝一つの差のみが〟双子の〝違い〟であるとしてそれぞれを認知できるわけです。
 また、「多くの情報を集める」ということに関しても昔からよく「多角的な視点から見ろ」「俯瞰してみろ」「抽象度を上げろ」などと言われます。情報が増えるということはインデックスが増えるということです。インデックスから一致するものを絞り込んでいくことにより〝そこに在るモノ〟が正確に浮かび上がってくるのです。
 例えば腱引きなら、不調を感じる場所や動き、触診や検査で得た情報などから絞り込んでいくことで「不調の原因は○○筋だ」と分かる場合がそうですね。
 そう考えるとグーグルなんかの検索と似ていると思いませんか? 〝そこに在るモノ〟なんてアヤシイ言葉で表現してみても、現実にみんなが利用している方法であるわけです。
 ちなみにここから更にアヤシイ系の話に展開できますが、さすがにやめておきます(笑)

 ちょっと脱線してしまいましたが、解剖学アプリの一件から〝想像〟するというのは大事なのだと再認識しました。
 療術業では特に〝妄想〟ではなく〝想像〟が大事だな、と。

 妄想は得意です、という方。
 想像で創造できます、という方。

 東広島道場でお待ちしております(笑)

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腰痛・肩こり・頭痛・関節痛なんでもござれ。
東広島の腱引き屋です。
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